おすすめ 軽量なLinuxDitri

http://www.atmarkit.co.jp/flinux/special/ctl_lightlinux/ctl_lightlinuxc.html
にて次の二つのお題を紹介されていた

 ネットブック専用LinuxディストリビューションXandros
http://www.xandros.com/

 海外で発売されているLinuxEeePCにインストールされているLinuxディストリビューションです。Windowsユーザーの取り込みを狙っており、NTFSパーティションの読み書きが可能なほか、Office文書の互換性を保つ仕組みを備えることなどが特徴です。

■Ubuntu Netbook Remix
http://www.canonical.com/projects/ubuntu/nbr

 Ubuntuの運営主体であるCanonicalインテルが共同で開発したUbuntu派生のディストリビューションです。アプリケーションを起動するためのランチャを備えています。Atomプロセッサに最適化されています。

■EeeDora
http://wiki.eeeuser.com/howto:eeedora

 EeePC用のFedora派生ディストリビューションです。Fedoraではデスクトップ環境にGNOMEが標準で使用されていますが、EeeDoraではXfceに変更されています。

■Puppeee
http://murga-linux.com/puppy/viewtopic.php?search_id=1743416936&t=25896

 EeePC用のPuplet(Puppy Linux派生ディストリビューション)です。EeePCに搭載されている無線LANWebカメラサウンドといったハードウェアのほとんどを利用できます。

■eeeXubuntu
http://wiki.eeeuser.com/ja:ubuntu:eeexubuntu:home

 EeePC用のXubuntu派生ディストリビューションです。XubuntuUbuntu派生ディストリビューションで、デスクトップ環境をGNOMEからXfceに置き換えたものです。

■Splashtop
http://www.splashtop.com/index.php

 DeviceVM社によって開発されたLinuxディストリビューションです。数秒で起動することをうたい文句にしており、Webブラウザやメールソフト、場合によってはメディアプレーヤといったアプリケーションを起動するランチャに利用できます。ASUS社のマザーボードに採用された実績をはじめ、ネットブックにも一部採用されています。

■Cloud
http://www.thinkgos.com/cloud.php

 ネットブック用のgOSです。Splashtop同様、ブラウザなどのアプリケーションランチャとして使用されています。GIGABYTE社での採用が予定されています。

■MIE
http://www.hp.com/united-states/campaigns/mini1000/hpmini1000_mie.html#mie


 サーバ用途の軽量ディストリビューション

■Devil-Linux
  	
作者: 	DL Team
最新バージョン: 	1.2.15
URL: 	http://www.devil-linux.org/home/index.php

 Devil-Linuxは、ルータ、ファイアウォール、ファイルサーバをはじめ、Webサーバ、メールサーバ、VPNサーバなど、多くのサーバ機能を収録したディストリビューションです。Live CDとして利用します。ブートイメージをUSBメモリにコピーすることも可能で、CD/DVDドライブを搭載しないPCでも利用できます。
画面1
画面1 Devil-Linuxの起動画面

 最初のセットアップには、イメージファイル付属のサンプルファイルを使用するか、Devil-Linux起動後にsetupコマンドで作成したものを使用します。一般的なLive CDでは、起動中に作業した内容は再起動でリセットされますが、Devil-Linuxでは設定ファイルをCDに収録しておくことも、フロッピーディスクや外部メモリに書き出しておくこともできるため、再設定の必要はありません。
画面2
画面2 Devil-Linuxのセットアップ

 なおLinuxカーネルには最新の2.6系ではなく、1世代前の2.4系が使用されています。またソフトウェアの追加には、Red Hat系のRPMDebian系のAPTではなく、LFShttp://www.linuxfromscratch.org/lfs/)と呼ばれるビルドシステムが採用されています。

 UNIXでは、バックグラウンドプロセスを「デーモン」と呼びますが、それとDevil-Linuxの名前の由来との関連性を勘ぐってしまいます(ちなみにUNIXデーモンは「daemon」とつづり、守護神の意を持ちます。なお悪魔のスペルは「demon」です)。

■Ubuntu サーバ版
  	
作者: 	Canonical
最新バージョン: 	8.10
URL: 	http://www.ubuntulinux.jp/products/WhatIsUbuntu/serveredition

 いわずと知れた、Debian GNU/LinuxをベースにしたLinuxディストリビューションUbuntu」のサーバ版です。デスクトップ版はインストールメディアをLive CDとしても利用できますが、サーバ版ではインストールが必須で、Live CDの利用はできません。
画面3
画面3 Ubuntuサーバ版のインストール画面(ディスク設定)
画面4
画面4 Ubuntu サーバ版のインストール画面(サービスの選択)

 サーバとして稼働させることを目的にしており、Xウィンドウをはじめとするデスクトップ環境を一切省き、主な操作はコンソール上で行います。ビデオカードは640×480程度の解像度が表示できればよく、高スペックを必要としません。同じく、ハードディスクに300Mバイト程度の空きがあれば、最小構成でインストール可能です。
画面5
画面5 Ubuntuサーバ版のログイン画面

 Ubuntuデスクトップ版を使用している場合には、慣れ親しんだ設定方法やパッケージ管理コマンドを利用することができます。

■FreeNAS
  	
作者: 	Olivier Cochard-Labbe、Volker Theile
最新バージョン: 	0.69
URL: 	http://www.freenas.org/

 FreeNASはLinuxではなく、FreeBSDを基にしたディストリビューションです。Linux Squareで紹介することがはばかられますが、秀逸なサーバ系ディストリビューションとして、掲載しておきます。
画面6
画面6 FreeNASの起動画面
画面7
画面7 FreeNASコンソール上でのセットアップ

 その名のとおりファイルサーバ機能に特化しており、Sambaをはじめ、FTPNFSSSHiSCSIなどさまざまなプロトコルに対応しています。またiTunes音楽ファイル共有のためのDigital Audio Access Protocol(DAAP)を使用することも可能で、多種多様なファイル共有サービスを可能にします。基本的な設定はコンソールで行いますが、Webインターフェイスも用意されています。
画面8
画面8 FreeNASのWebインターフェイス
画面9
画面9 Webインターフェイスでネットワークの稼働状況の確認
画面10
画面10 WebインターフェイスiTunes音楽ファイル共有のためのプロトコル・DAAPの設定を実行

 Live CDとして利用するためのイメージファイルとともに、USBメモリやハードディスクに書き込むためのファイルも用意されています。